オーバーラッピングで英語のリスニングとスピーキングを鍛える学習方法とおすすめの教材

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オーバーラッピングとは

オーバーラッピングとは、別名パラレルリーディングともよばれ、音声つきのテキスト文章をその音声に合わせて、読み上げる英語のリスニング、スピーキングを練習する英語学習方法です。オーバラッピングは英語の音声とそのスクリプトが書かれているテキストと、それを発する空間があればできるため、コンテンツ次第で初学者から上級者までに幅広く対応した学習方法です。

オーバーラッピングで期待できる学習効果

オーバラッピングでは、実践されている英語をもとに学習をすすめるため、総合的な英語力が付きます。中でも音声を聞きかつ発話もするため、英語の四技能中でも特にリスニングとスピーキングに効果があります。

オーバラッピングのリスニングへの効果

実践的な英語の音声を聞き取るため、オーバラッピングはリスニングに効果があります。単語の発音はもちろんですが、それに加え文章全体を通じたアクセント、イントネーションの運び方など、実際に英語を聞き取る時に必要となるリスニングが身につきます。

また、テキストのスクリプトを見ながらリスニングするため、いわゆるリンキングなどの聞き取りも可能になりより生きた英語への対応力もついていきます。

ネイティブスピーカーの英語に触れる機会が少ない日本人にとっては、オーバラッピングなどのリスニング系の英語学習を通じてネイティブの発音に慣れるトレーニングは効果が高く効率的です。

オーバーラッピングのスピーキングへの効果

オーバーラッピングは、お手本の音声を聞きながら自分もそれに合わせて発生して英語を練習する方法です。

日本にいる場合、あまり英語を発生する機会がなく、スピーキングの練習が不足しています。オーバーラッピングではお手本の音声があることによって、イントーネーションやアクセント、強弱の付け方、スピード、リンキングなどを学ぶことができます。

総じて、オーバーラッピングを通じてナチュラルな英語のスピーキングが向上します。

オーバーラッピングでTOEIC対策する方法

TOEICのリスニング試験は、約45分間で100問に多肢選択法で答えるマークシート形式のテストです。テスト問題は英文のみで構成されています。
問題の形式は写真描写問題といった説明された英文がどの写真を表しているか選択するものと、応答問題と呼ばれる、1つの質問文または文章に対して、A〜Cの3つの反応がそれぞれ1度のみ読み上げられる二種類があります。

いずれも繰り返し繰り返し音声を聞くタイミングがなく、一度で理解しなくてはいけません。
音声を聞き慣れていない日本人にとってはなかなか難しい問題となっています。

逆にオーバラッピングで幅広くいろいろな英文に繰り返し触れて置くことで、英語リスニングの基礎力が上がり一度での英文の理解も可能になります。オーバラッピングで英語のイントネーション、アクセント、スピード、言い回しに慣れておくことでTOEICのリスニングパートへの有効な対策となるのです。

オーバーラッピングの具体的な方法

まずは、教材と環境を準備しましょう。このとき以下のポイントに気を配りましょう。
・英語の音声+英語スクリプトが揃った教材
・英語で独り言をいっても全く恥ずかしくない環境
・音声スピードを調整できると吉

教材のレベルですが、オーバーラッピングでは語彙や文法に優先して、スピーキングやリスニングを鍛えるので、わからない単語や文法が極力ないものを選びましょう。あったとしても新しく調べる単語が1つ、もしくは構文が一つ程度が望ましいです。

教材と環境が揃ったら早速トライしていきましょう。なるべく簡単に効率よくオーバラッピングするポイントは、文章理解>ヒアリング>実践 の順番で進めることです。文章理解ではまず最初にスクリプト読み、言っている内容、単語、構文を理解します。こちらは自分のレベルにあった教材を選べていればそんなに時間がかからないかもしれません。逆にあまり時間がかかるようでは、間違った教材を選んだことになりますので、教材の選び直しを検討してください。

次に、音声を徹底的にヒアリングします。この際、スクリプトは見ながら聞くパターンとスクリプトは見ないで聞くパターンを繰り返し行います。スクリプトを見ないで聞いている時に文章が自然とテキストで思い返せるようになるところまで行くとすごく良いですね。ここで重要なのはリンキング(複数の単語つながって発音されているところ)が正確に聞き取れる、どんなスクリプトになっているか音から判断できるようになることです。
そして、実際に耳から入ってきている音とそう聞こえているはず。という思い込みの差分をなくしていきましょう。

最後に、実際に自分で発話していきます。オーバーラッピングでは、スクリプトを見ながら音声と一緒に発声します。
ここで心がけることは、

英語音声の音を完全コピーするつもりで取り組む

ことです。イントネーション、発音、リンキング、リエゾンなどなど、気をつけるところはたくさんありますが、なるべく完全コピーを目指します。こうすることで、ネイティブの発音が徐々に身についていきます。
最初は、音読が音声に送れてしまうかもしれせんが、繰り返し繰り返し練習することで徐々にスピードに慣れてきます。挫けず繰り返し練習しましょう。

オーバーラッピングを超効率的にする自己研鑽方法

さて、前章で述べた方法でオーバラッピングを行うことでスピーキング、リスニングが育つわけですが、自分の音声を録音し聞き直し、悪かったところがないかチェックすることで英語学習の効率をもう一段階上げる事ができます。

前章での学習の順番では、まずはじめにお手本の音声を聴き込むところから始めます。これはつまり、学習時にはスピーキングよりも、リスニングのほうが先行して学習が進むということです。耳が先に育つのです。

そのため自分のスピーキングをリスニングすると粗がどこにあるか判断できてしまうのです。おもしろいですよね。つまり、

リスニングを先行して育てることで、自分ひとりでスピーキングの生徒役と先生役を担える

のです。

具体的には、リピーティングしている音声を録音・録画します。その後、その音声をお手本の音声と聴き比べながらどの部分でどのような改善が必要か調べていきます。

そして、再度その調べた注意点を気にしながら、オーバーラッピングを行っていくのです。これをひたすら繰り返すことで圧倒的に効率よくスピーキングを伸ばす事ができます。

オーバーラッピングは初心者におすすめ

お手本の音声を聞きながら発生をするオーバーラッピングは初心者に適しています。
難しい文法や、全く新しい単語を覚えていかなくては行けない座学に比べ、英語をつかっているという感覚があり楽しいです。また繰り返し練習すれば簡単にどんどん上達していくので、成長の実感を得やすくモチベーションも保ちやすい特徴があります。

何度挫折したかわからない英語学習も「使えるようになる」実感が伴っていると継続しやすいはずです。

何か文法や単語を学んだら試しにすぐにオーバーラッピングができるような環境だと最高ですね。

オーバーラッピングがうまくいかない場合

場合によってはオーバーラッピングがうまくかないこともあるかもしれません。オーバーラッピングがうまくできないほとんどの理由は教材にあります。教材の単語、文法のレベルが難しすぎる場合や、お手本の音声のスピードが早すぎるとうまくいきません。

なんだかうまくできないなぁ というときには教材の変更をお試しください。

オーバーラッピングとシャドーイングとの違い

オーバーラッピングと似ている英語学習方法で、シャドーイングがありますが、これらは似て非なるものです。オーバラッピングではスクリプトを見ながら、音声と同時に発声していきますが、シャドーイングでは、スクリプトを見ずに半歩送れて音声に送れてついていく方法となります。

オーバーラッピングのつぎのレベルの学習方法になりますので、もしオーバーラッピングも完璧にこなせる様になった場合にはシャドーイングにトライしてみてくださいね!

オーバーラッピングと類似の英語学習方法との比較

お手本のコンテンツを見て、自分で発声しながら英語を学習する方法にはいくつが方法がありそれぞれ難易度が違います。
テキストを見て読んで自分で発生する音読、お手本の音を聞いた上でテキストを読みながら繰り返すリピーティング、音を聞いてその直後をテキストを見ずに追いかけながら発生するシャドーイング、そして今回紹介したオーバラッピングの4種類あります。
難易度としては、どれだけテキストなく発声するかと、同時に処理する情報量が多いかどうかで比較すると音読<オーバラッピング<リピーティング<シャドーイングの順番になります。

オーバーラッピングに最適なスピード調整ができる英語教材

Ted talk でオーバラッピング

教材としてはやや上級者向けになりますが TED talkが一番おすすめです。いろいろなアイディアを字幕付きでYoutubeのような形で配信しているサイトです。なかなか難しい英語がでてくることもあるので、初心者〜中級者はなるべく簡単なものを選別する必要があります。

オンデマンド系のNetffix、Hulu、Amazon Prime でオーバラッピング

日本語字幕付きの英語音声で海外ドラマを見れるNetflix, Hulu, Amazon Prime などのオンデマンド系は大変おすすめです。ただしドラマの属性に応じて使われる英語の特性がでてしまうので、そこだけ注意が必要です。恋愛系、犯罪系、スリラー系などで結構違います。

王道のYoutubeでオーバラッピング

再生速度調整もできる様になっているため、オーバラッピングだけでなくリピーティングやシャドーイングにもおすすめな教材です。

以下のような有名なスピーチ集などを選んで、練習するのも大変意義があります。特に、実際に海外の人と英語で話すときにこういったスピーチを通じてグローバル社会のバックグラウンドがわかっているだけで、会話の奥行きや理解度が深まります。

10の有名なスピーチ

TOEICや英検のリスニング問題集もオーバラッピングにおすすめの教材

TOEICや英検のリスニング問題集もオーバラッピングに活用できます。使われている単語のレベルも調整済みな上、いろいろな話題を使った問題を意識して作られているので、初心者〜中級者におすすめの教材となります。特にTOEIC、英検の受験を目指している方には一石二鳥的な意味もありおすすめできますね。

オーバラッピングの音声スピード調整アプリのAudipoが超オススメ

練習対象の音源が早すぎる!みたいなケースが多々あるのですが、そんなときにはAudipoというアプリを活用します。

これ相当いいアプリです。録音した音の再生速度を調整して再生できる優れものなのです。しかも調整できる倍率がかなり細かくかゆいところに手が届くいいアプリになっています。

これを使って教材にしたい音源を録音して速さを調整しながらオーバラッピング、リピーティング、シャドーイングにチャレンジしてみましょう!

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