英単語の覚え方、コツは「語源」を勉強すること!

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英単語の覚え方にはいろいろありますが、本記事では筆者のおすすめの勉強方法を紹介します。筆者は慶応文学部出身で、受験期に英語の偏差値70後半を維持、IELTs 8.0を持ち、アメリカ留学も経験しているので、自分の経験から自信を持っておすすめできる方法を紹介します!

対象レベルは、すでにある程度の語彙力があり、英語を自分の言葉として自由に操れるようになりたいと思っている人です。しかし本記事で紹介する英単語の覚え方のコツは、中学生などまだ英語の勉強を始めたばかりの人にとっても、将来英語の勉強に役立つこと間違いなしです!

英単語を覚えるコツを知る前に、まずは前提を押さえましょう。

英単語を「覚えている」とは

そもそも、英単語を「覚えている」とはどういう状態でしょうか。

答えは基準とするレベルによって異なります。英単語を見たら日本語訳が一つ思い出せる、というレベルから、英単語の語源を理解し抽象的なイメージが湧き、文章や会話中でその英単語を適切に理解し、用いることができる、というレベルまであります。

意味がわかる

本記事でいう英単語を「覚えている」状態とは、日本語訳が思い出せるということだけではありません。語源から、その英単語の意味をより抽象的なイメージで理解し、適切な場面で適切な用法で使えるということです。これが英単語の「意味がわかる」ということです。

もちろん代表的な日本語訳を覚えることは大切ですが、その役のニュアンスやイメージ、強さと元の英単語が完全に対応しているとは限らないため、英単語のイメージが湧くことが必要となります。これにより英文中で、その英単語が代表的な日本語訳の意味で使われていなくても、意味が推測できるようになります。

正しく発音できる

正しく発音するとは、特定のネイティブアクセントを身につけるということではなく、多くの英語話者が理解できるように発音するということです。

このためには必ずしもネイティブ話者のように発音する必要はなく、日本語話者が発音を失敗しやすいポイントを理解し、誰にでも伝わる発音を心がけることが大切です。

よく言われるのは「”R”と”L”が発音し分けられる」「”th”が正しく発音できる」などですが、他にも「正しい位置にアクセントをおいて話せる」、「”a”の発音記号ǽとəを発音し分けられる」なども大切です。

特に英語を話せる日本人でも、”a”の発音を使い分けられる人はかなり少ないです。”Japan”という英単語の、最初とふたつ目の”a”の音は異なりますが、両方同じように発音していませんか?英語の子音が正しく発音できる人は、母音の発音にも気を配ることで、より良い発音ができるようになります。

適切に使用できる

自ら英語で表現する際、英単語の自然な使い方ができると、自信を持ってその英単語を知っていると言っていいでしょう。例えば、「教える」という日本語訳が当てはめられる英語表現には”teach”,”tell”,”Let …. know”, ”inform”, ”instruct”などがありますが、これらは当然どれを用いてもいいわけではなく、状況によって使い分ける必要があります。

本記事では以上の三点ができて初めて、英単語を「覚えている」状態とします。それでは、このレベルに達するには何が必要なのでしょうか。

語源から覚える

ずばり、語源から覚えることです。これはある程度英語を学んだ人が次のレベルにステップアップするために必須といってもいいでしょう。

発音に関しては発音記号を確認することと実際の正しい発音を聴くことが必要ですが、「意味がわかる」と「適切に使用できる」は、語源を学ぶことによってできるようになります。

筆者が語源学習をはじめたきっかけは、大学受験予備校の講座ですが、このとき学んだことは今でも非常に役立っています。このおかげで、英単語を忘れることはあまりなく、新しいものを覚えるのにも苦労が少ないです。語源学習は少ない暗記量で高い効果を生みます!

語源から覚えるとは?

それでは語源から覚えるとはどのようなことか、”Dictate”という英単語を例にとって説明します。ウィズダム英和辞典を参照すると、”Dictate”という英単語には大まかに分けて以下の意味があります。

Dictate
他動詞

(人や機械)に記録させる
…を命令する
…に影響する
名詞
命令、指示、原理…

このように、辞書を引くと多くの英単語には様々な日本語訳が載っており、それらの同一の英単語が持つ意味が日本語としては大きく異なるという場合も多いです。しかしこれらを全て覚えるのは現実的ではありませんし、ネイティブ話者もすべての意味をそれぞれ独立して知っているわけではありません。

ここでこれらを覚えるのに役立つのが語源です。多くの英単語は、そのルーツの一つであるラテン語などの言葉から引き継がれたパーツ、すなわち接頭語、語根、接尾語の組み合わせから成り立っています。

“Dictate”の語源は、Dict(言う)ate(させる)なので、抽象的な意味は「…を言うようにさせる」であることがわかります。そしてこれを異なる対象・状態に当てはめると、記録(言うことを書かせる)、命令(言うことをさせる)、影響(言うようにさせる状態)、原理(言うことをさせる力)などという日本語訳が生まれるのは納得がいきますね。

語源から学ぶとは、このように英単語を分解してそれぞれの抽象的な意味を持つパーツを理解し、その組み合わせから生まれる意味を理解することです。

語源から覚える利点・メリット① 英単語を正確に理解できる

語源から英単語の抽象的なイメージをつかめれば、日本語に訳すときにはより適切な日本語を当てはめられるようになり、また英文中で日本語の代表訳には対応しない使われ方をしている時にも混乱がおきません。これができるようになると、英単語を日本語訳から理解するのではなく、直接的に「感じる」ことができ、より自然な英語が使えるようになります。

語源から覚える利点・メリット② 一つ覚えるだけで複数の英単語への理解を深められる

頻繁につかわれるパーツにはそれほど多くの種類があるわけではありません。例えば“Dict”の意味を知っていれば、

  • Pre-dict (前もって-言う→…を予測する)
  • In-dicate (…に向かって-言う→…を指し示す)
  • Ver-dict (本当の-言う(陳述)→評決, 判定)
  • Dict-ator (言う-させる人→独裁者)

など、ほかの英単語への理解も深められますね。語源から覚えるのは遠回りに見えて、実は効率的な勉強方法とも言えるのです。

語源から覚える利点・メリット③ 知らない英単語の意味も予測できる

知っている語源が含まれている英単語であれば、知らないものでも理解できる可能性が高まります。漢字熟語を構成するそれぞれの漢字から、熟語の意味が類推できるのと似ていますね。

語源から覚える利点・メリット④ 忘れにくく、忘れても思い出しやすい

語源を知っていると論理的に語源と意味を繋ぐことができるので、英単語を忘れにくくなります。また、抽象的なイメージを掴むことができれば、実際に使用される意味を忘れてしまっても、そのイメージが手がかりとなり意味を思い出しやすくなります。

語源の勉強方法

語源専用書籍や辞書を使う

語源の勉強で手っ取り早いのは、語源学習専用の書籍に取り組むことです。そこで学んだパーツが含まれる英単語が出てきた際は、その意味を語源から導き出すことで、より理解が得られ、記憶にも残りやすくなります。

また辞書を買う際は、語源が載っているものを選ぶようにしましょう。語源がわかると、辞書を引くことが無機質な暗記作業からちょっとした謎解きに変わり、楽しくなるはずです。

『英単語の語源図鑑』(かんき出版)は豊富なイラストで頻出の語源が説明されていておすすめです。

そして、覚えた単語はぜひ使いましょう!Eigooo!のアプリを使えば、気軽に先生とチャットができ、間違えは訂正してもらえます。英単語学習は、意味がわかることをゴールとするのではなく、自分で使えるようになることをゴールとしましょう。友達とのチャットとは違って返信はすぐ返ってくるので、暇つぶしとしてもいいですね!笑

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代表的和訳の暗記も忘れずに

ただし、語源の抽象的なイメージだけでは実際の意味に上手くたどり着けるとは限らず時間もかかるので、代表的和訳を覚えることも大事です。重要なのは語源を理解した上で、代表的和訳を覚えることです。また特に名詞などこの方法が通用しない場合や、遭遇数が稀な語源まで覚えるのは意味が薄いので、辞書を引いても語源がよくわからない時は日本語訳を覚えましょう。

英単語を覚えるコツは「語源」を押さえること

語源から学ぶという英単語学習方法に触れたことがなかった人は、本記事を読んで少しワクワクしたのではないでしょうか。語源をうまく活用して、楽しく賢く英単語を学習してくださいね。

しかし逆に「面倒臭い…」と思った方!

まだそれほど語彙力が高くない場合、この方法を毎回実践するのは骨が折れますね。またその語源がよく出てくるもので覚える価値があるのか、判断もつきづらいかもしれません。

その場合は今すぐ語源から学ぶ必要はありません。語源を学習するのに早すぎるということはありませんが、大変で続かないと言う場合は、まずは英単語帳の和訳でいいので丸暗記してみましょう。

英単語の本当の意味が理解できなくても、多くの英単語に触れることで、少しずつパターンがわかるようになり、語源を学ぶための準備となります。こうしてある程度の英単語に触れたら次は語源まで理解を深めるということで問題ありません。

言語学習に終わりはないので、無理のない範囲で、焦らずに取り組んでいきましょう。継続することが最も重要です!

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