IELTSとTOEFLは何が違う? 海外留学・就職ではどちらを受けるべき?

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英語の試験として有名なIELTS、TOEFL、TOEICは何が違うのでしょうか?

違いを表に簡単にまとめてみました。

Eigooo!作成 *テストに関して最新の情報は各ホームページを参照してください。


大雑把に分けて、
国内である程度の英語力を証明したい→TOEIC
国外での留学や就職に際して実用に耐えうる英語力を証明したい→IELTS/TOEFL
ということになります。

国内での能力証明であれば、TOEICまたは英検が費用の面でもレベルの面でも最もコストパフォーマンスが良いです。

TOEIC対策に興味がある方はこちらのページをご覧ください

≫「TOEIC700点のレベルは?テクニックを磨けば取れる!|初心者におすすめの勉強法」【体験談】

おそらくTOEICとIETLTS/TOEFLのどちらかを受けるかで迷う人は少ないと思うので、本記事では海外留学などの際に得点を求められるIELTSとTOEFLの違いについて、また筆者がおすすめするIELTSの対策について掘り下げていきます。

海外留学・就職ではTOEFLとIELTSとどちらを受けるべき?

TOEFLとIELTSの形式上の違い、またそれぞれの種類は他サイトでいくらでも解説されていますので、本ページでは、海外大学進学のための英語能力証明としてTOEFL ibtとIELTS Academicを両方受験した筆者が、得点を左右しうる両者の違いを解説していきます。

試験時間

TOEFLは以前、ほぼ休憩なしで4時間以上続く大変な試験だったのですが、2019年に大幅に時間が短縮されました。

2021年現在、IELTSとTOEFLで試験時間のスケジュール面で異なるのは、面接が他のセクションの直後に行われるかどうか、ということになります。前者は心身万全な状態でスピーキングテストが受験できると言う点において有利と言えます。

IELTSはイギリス英語でTOEFLはアメリカ英語?

IELTSはイギリス、TOEFLはアメリカの団体が運営している試験のため、IELTSはイギリス英語、TOEICはアメリカ英語と認識している人もいるかもしれませんが、公式ページでも述べられているように、両試験とも世界中の英語が混在しており、特定の国でしか使用されないような表現は用いられていません。

発音面では両者とも英米をはじめオーストラリア、南アフリカなどのアクセントが登場しますが、いずれにしても、点数を大きく左右するほどのきついアクセントが出てくることはありません。

筆記かコンピュター入力か

IELTSは、紙と鉛筆での解答ができる一方、TOEFLは全てコンピューター入力です。コンピューター画面では集中しづらい、スクロールやページめくりが煩わしいなどと感じる人は、得点に響くこともありえます。一方コンピューター入力ではマーク式に比べ、解答場所の間違いが起きにくいという利点があります。

なお、IETLSにはコンピューター入力のバージョンも存在します。

録音か面接か(スピーキング)

受験者視点ではスピーキングの形式がIELTSとTOEFLの最も大きな違いといえるでしょう。

IELTSでは試験官との対話形式で試験が実施されるため、自然な形で質問に回答することができ、言い直しや受験者からの質問にもある程度対応してくれます。また、解答時間が余った時際には、解答を促すような何らかの言葉をかけてもらえることもあります。

一方、TOEFLでは他の3セクションの後、移動することなく同じ机でレコーダーを使って解答を録音します。ポイントを押さえながら、決められた時間、設問によっては1分間以上レコーダーに向かって話し続けるのは、多くの人にとって簡単なことではないでしょう。

簡単に言うと、スピーキングセクションにおいてIELTSは「インタビュー」TOEFLは「即興のスピーチ」という感じです。もちろん人に向かうと緊張してしまう人もいると思うので、好みもあると思いますが、筆者にとっては後者の方がはるかに頭を使い、緊張します。

他の受験者の存在(スピーキング)

スピーキングの異なる形式が生み出す違いには、もう一つあります。

他の受験者の存在です。

IELTSでは試験官と受験者のみの部屋で実施される一方、TOEFLでは他の受験者もいる空間でレコーダーに向かって録音をします。当然、自分の声は他の受験者に聞こえ、他の受験者の声ははっきり自分に聞こえてきます。

これが気になる人は筆者だけではないはず!

筆者が留学前にTOEFLを受けた時、スピーキングセクションでまともな解答ができない中、他の受験者の流暢な英語が響き渡るのを聞き、劣等感に苛まれ声がどんどん小さくなっていたのを覚えています。

また、レコーダーの動作確認作業で声を出す際、うまく認識されず、周りが静かな中何回も英語で同じことを言う羽目になったのは、拷問のような経験でした。まあ筆者のことを気にしている人なんていないのはわかっているのですが…笑

今となっては英語をある程度流暢に話せますが、それでも他の日本人の近くで英語を話すのは嫌いなので筆者は直近の受験はセルビアのベオグラードでおこないました。チキンですね。

同じように、近くに日本人がいない環境の方がリラックスでき、海外滞在の予定がある人は、海外での受験を検討してもいいでしょう。申し込み方は日本と全く変わりません。

もちろん、IELTSでこのような心配はありません。

結論:IELTSがおすすめ

IELTSはどうやって勉強すればいい?

英語能力証明にはIELTSがおすすめ、という結論が出たところで、ではどのようにIELTS対策をしていけばいいか、説明していきます。

基礎の文法知識や語彙の豊富さが得点を左右するのは当たり前なのでここでは置いておいて、数週間から数ヶ月単位で実践できるIELTS対策についてお話をします。

英語の基礎能力以外にIELTSの得点を大きく左右するのは、準備期間(対策)と受験回数(慣れ)です。

対策の重要性

IELTsでは、特にライティングでは対策が間違いなく必要です。特にグラフや図に関する説明が求められる第一問では、着眼点や説明の仕方などを事前に押さえていないと、そもそも何を書いていいかがわからず、撃沈する可能性が高いです。日常では使わない表現のバリエーションを補填することで簡単に点数向上が見込めるので、対策をしない手はないです。

筆者が受験した時、横の人は配点が第二問の半分しかない第一問に苦戦し、第二問を白紙で提出していました。これだとライティングの点数は5.0以下です。対策なしで臨むと、簡単にこのようなことが起きてしまいます。

スピーキングも、少しコツを掴んでいるだけで得点は上がります。

IETLSのリーディングとリスニングに関しては、特にコツというものはなく、実力がそのまま反映されると思います。もちろん形式に慣れることは重要です。

動画での勉強がおすすめ

IELTS対策にはオンラインコースがおすすめです。筆者が個人的におすすめするのはFasTrackです。カザフスタン出身でロンドンに拠点をおく英語ノンネイティブのAsiya先生による試験のポイント・コツの解説や模擬テストのビデオ、そして高得点を支える表現や構文などの教材が提供されます。

≫FASTRACK IELTS

筆者はIELTS初受験時6.0と、留学経験者としてはかなりショッキングな点数を取ってしまいましたが、このオンラインコースIELTS Academic Pack(45ドル)で10日間ほど勉強した結果、点数が8.0に到達しました。安くはない教材ですが、本番試験一回の値段はこの5倍以上であることを考えれば、自分の能力を引き出し一回で十分な点数に到達したという意味で、非常にリーズナブルな買い物だったと自信を持って言えます。

ネット上にはIELTS対策に関する様々な情報がありますが、結局のところ信頼に足るしっかりしたコンテンツをタダで手に入れるのは簡単ではないですし、探す時間もかかります。うまくまとまった信頼できる有料コンテンツをサッと購入し、コンテンツ探しでなく勉強に時間を充てるのが賢い選択だと思います。

筆者は最初、公式で提供される無料教材や、ネット上で個人が発信している情報をもとに対策していましたが、あまりにも効率が悪かったので、途中で同オンラインコースをはじめ、勉強の効率が劇的に向上しました。結果も出て大満足です。

IELTSは受験料が高額なので、準備不足で思うように点数が取れずに必要以上に何回も受験するハメにならないように、準備への投資はケチらない方がいいですよ!

オンラインコースに興味がある人はネットで検索する時に、英語で探すのも忘れないでくださいね。英語で提供されているものの方が、圧倒的に選択肢が多く、またリーズナブルなものも多いです。

慣れが大切

IELTSやTOEFLでは、試験への慣れが重要です。留学などで高い得点が要求される場合は、しっかりと対策を練って何回か受験できる時間的余裕を持ちましょう。よほど英語ができる人を除き、1回や2回では実力が十分発揮できないと思ってください。対策をして受験すれば確実に点数は向上するので、諦めずに挑戦し続けることが大切です。

もちろん、文法や単語の基礎がまだ固まっていない場合は、基礎固めを優先してください。

「また準備ができていない」と感じている人は、初受験で高得点を目指すのはさっさと諦めて、とりあえず受験してみましょう。模擬試験と本番では結構違いますよ。本番を知った上で対策するのと、知らずに対策するのでは効果や効率は変わってきます。

さいごに

筆者が直近で受験したIELTS総合得点は8.0でした。これは悪くない点数だと思いますし、自分には無理だと思う人もいるかもしれませんが、安心してください。筆者の英語がネイティブレベルなんてことは全くありません。読解では満点の9.0を取りましたが、日常的に仕事やニュース、読書などで英語に接していて、わからない単語は無数にあります。

IELTS公式ホームページの「バンドスコアの解釈」によると、9.0は「エキスパート・ユーザー」と称され、「十分に英語を駆使する能力を有している。 適切、正確かつ流暢で、完全な理解力もある。」ということらしいです。 残念ながら、読解だけをとっても「完全な理解力」があるかというと、そんなことは全くないでしょう。

はじめは、「TOEIC/IELTSは難しい!高得点取れる人はネイティブレベルでしょ!」と思っていましたが、いざある程度の得点をとってみても、見える景色が劇的に変わるわけではないのです。

すなわち、これらのテストで点数が取れても「ネイティブレベル」との距離は非常に遠いということで、逆に言えばこれらのテストで高得点が取れるのに「ネイティブレベル」である必要はないということです。ビビる必要はありません。

はじめは難しく感じても、英語の基礎力がすでにある人であれば、高得点をめざすことは十分できます。いま得点が5.5、6.0などのレベルの人は階段を着実に登って7.0や7.5に達することは十分可能です。

留学で一定の得点が必要な人は、期限以内に基準点を満たさなければいけないプレッシャーを感じていると思いますが、対策をすれば必ず点は伸びるので、自分を信じて頑張ってください!

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