
義務教育に英語の科目が入ったり、大学受験に英会話力を求める資格試験が入ったりと、留学や駐在をする人だけでなく広く「英会話の自主学習」が必要になってきました。しかし、調べるとわかるようにサービスが無数に乱立していて「オンライン英会話の選び方がわからない」という声をよく聞きます。そこで、本記事では間違いない「選び方の基準」とおすすめオンライン英会話を紹介します。
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順位 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 |
サービス名 | DMM英会話![]() |
ネイティブキャンプ![]() |
レアジョブ![]() |
ベストティーチャー![]() |
特徴 | 24時間いつでもどこでも学べる。 ネイティブ含むプロ講師と英語学習 |
圧倒的コスパ! 何回受講しても定額6,480円 |
左2社に比べて安い! 選べるプランがいろいろ |
「読む・書く・聴く・話す」 4技能が鍛えられるレッスン |
費用/月 | 6,480円( 毎日1レッスン ) | 6,480円(レッスン受け放題) | 6,380円(1日1レッスン) | 12,000円(レッスン受け放題) |
受講時間帯 | 24時間365日 | 24時間365日 | 毎日6時から25時(AM1時) | 24時間365日 |
講師の国籍 | ネイティブ含む120ヵ国以上 | ネイティブ含む120ヵ国以上 | フィリピン国籍 (日本語サポートあり) |
ネイティブ含む60ヵ国以上 |
教材 | 10,000以上の無料レッスン教材 | 通常の4倍速で英語脳を鍛える カランメソッド |
5000以上のレッスン教材 | 講師と自分で作るオーダーメイド |
リンク | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
オンライン英会話の3つの選び方

オンライン英会話を探そうと思っても、「自分が大切にしたいポイント」を押さえていないと「結局なにから始めればいいの?」となりかねません。まず、必ず明確にしておきたいオンライン英会話を選ぶときの基準は上記の3つです。この3つそれぞれの概要について例を挙げながら紹介していきます。
オンライン英会話の目的・ゴールは?
オンライン英会話を探す前に、インターネットを開く前に、必ず「オンライン英会話の目的・ゴール」をはっきりさせてください。現状、漠然とだけしか考えていなければ、➀日常英会話、➁資格試験に備えて、③仕事・留学で使用するかの3つを考える起点にしてみてください。例えば、次のようなイメージを掴めたらもう大丈夫です。
- 日常英会話が身につけられればいい
- 日常英会話だけじゃ物足りないから深く議論するレベルまで欲しい
- 海外留学のために資格試験に合格したい
- 仕事や留学先でのコミュニケーションで使いたい
予算と費用は?
次に大切な選び方の基準は、「予算と費用」です。なぜなら、オンライン英会話サービスが無数に乱立している上に費用もピンキリだからです。例えば、一般的な日常英会話を身につけるレベルであれば、一番費用は安く済みます。一方で、ビジネス英会話を謳っているサービスはやはり値段が高めに設定されている傾向があります。つまり、上記の目的・ゴールに加えて予算が決まれば、基本的には「自分に向いているサービス」の目星をつけられます。
ここでは、「1か月あたりのオンライン英会話に割ける自分の予算はどのくらいか」と自問自答して見てください。ちなみに、イギリス大学院を修了した筆者が感じる一般的なオンライン英会話の価格帯のボリュームゾーンは次のようになります。
- 4000円~6500円
- 6501円~10000円
- 10000円~15000円
- それ以上(このラインを越すとわけわからないくらい高くなります)
この記事を見てくださっている読者さんは、おそらくオンライン英会話初心者が多いと感じます。一般的な日常英会話を身につけたい方は6500円以下、ビジネス英会話を志している方は15000円以下(6500円以内でビジネス英会話が学べるサービスもありますので)が妥当な価格帯だと思います。
週あたりのレッスン希望回数は?
目的・ゴールや予算・費用に並んで、次に大事なのは「週あたりのレッスン希望回数」です。オンライン英会話が提供している週あたりのレッスン回数は本当にさまざまです。例えば次の3つがスタンダードです。
- いつでも/無制限(レッスン予約も即時)
- 週1回レッスンプラン(事前予約もしくは即時)
- 週2回レッスンプラン(事前予約もしくは即時)
- 週3回レッスンプラン(事前予約もしくは即時)
- やった分だけ(レッスン予約も即時)
週あたりのレッスンプランは予算に依存する項目ではあるのですが、レッスン希望回数が決められると「決まった予算かつ週あたりの回数」の中で「質」を最大化するためにオンライン英会話サービスの絞り込みができます。例えば、次のイメージです。

一般的に、レッスン希望回数が増えるに応じて費用も高くなります。したがって、週当たりのレッスン希望回数が少なければ、その分、費用を抑えられ「他のこだわりオプション」を考慮できることを意味します(「絞り切れない場合のこだわりオプション」は後述します)。ネイティブの方とレッスンできるかもしれませんし、予算が余って毎月問題集を購入できるかもしれません。
王道やあまり知られていないけどおすすめな英会話は次の記事で紹介しています。全て、「無料体験レッスンあり」なので、興味があったらチャレンジしてみてください。
≫無料体験ができるおすすめオンライン英会話20選【2021年最新版】
絞り切れない場合のこだわりポイント

先ほど紹介した選び方3つの基準を抑えれば、基本的には「かなりの数のサービスを絞ることが可能」です。とはいえ、“たった1つ” のサービスまで絞ることが難しいものです。次に紹介するのは、「もう少しこだわりたい」といった方に用意されたオプションです。参考にしてみてください。
講師の国籍(ネイティブ/非ネイティブ/日本人)
オンライン英会話サービスの利用を考えている方にとって、「講師の国籍」は気にするポイントのひとつかもしれません。
イギリス大学院を修了した筆者のおすすめは、初めての方は非ネイティブもしくは日本人で決まりですが、「非ネイティブでは物足りない」と感じる方はネイティブ一択でしょう。
しかし、基本的にはネイティブ講師を選択すると費用は高くなりますし、次いで日本人、非ネイティブの方が一番安価な料金設定になっています。したがって、講師の国籍はあくまでオプションに過ぎないでしょう。もし、ネイティブで安価なオンライン英会話サービスを望む方いれば、ネイティブキャンプを一度見てみてください。
予約の取りやすさ
次に忙しい学生や社会人にとって「予約の取りやすさ」は重要度が高いポイントのひとつかもしれません。
「予約の取りやすさなんてどこを見れば…?」と思うかと思いますが、次の3点を見てみてください。
- 講師の数はどのくらいか(多いほど良い)
- 予約なしその場で受講できるか(空いた時間ですぐ受講できる)
- もし事前予約制であれば何分前からか(遅くても受講30分前くらいが良い)
- キャンセルはどのくらい前から可能か
私もそうだったんですが、事前予約がほんとに面倒くさい…。事前予約なしで受講可能サービスは一番最高です。次いで、30分前予約です。講師の数は多ければ多いほど良いですが、よくメディアで聞くサービスであれば特に気にする必要はありません。
教材・カリキュラムの質と充実度
次に教材やカリキュラムの質や充実度は確認するポイントのひとつかもしれません。。
「喋れるようになりたい」と考える方にとって、オンライン英会話は間違いなく「アウトプットの場」なので、基本的にはフリートークやディスカッションを選択します。大半のサービスはそのようなカリキュラムがあるのですが、用意されていない場合もあります。
加えて、IELTSやTOEFLのスピーキング力を上げたい方で、「問題集がないから問題出して欲しい(受講生側が提示することも可能です)」という方には、専用の教材を用意しているオンライン英会話サービスを探してみてください。
サポート体制(日本語サポートや日本語講師)
文字通り英語初心者の方にとっては、「日本語でのサポート体制(や、日本語講師)」は本当にありがたいサービスのひとつです。「どんな教材から始めたらいいのか」「今の学習方法はどうなのか」困ったときに日本語で相談できるのは、オンライン英会話サービス特有の孤独感を感じなくて済むので大変おすすめです。
サポート体制が充実しているかつ超有名な大手オンライン英会話サービスである「レアジョブ英会話」は、無料カウンセリングを受講できます。興味ある方は一度受けてみることをおすすめします。
選び方について、最後に
よく、「講師の質」を気にする方がいらっしゃいます。
講師の質が大切なのは間違いないのですが、「講師の質」はオンライン英会話を決めるときの判断基準にはなり得ません。それは、基本的に名の知れているところであれば担保されているからです。
さらに、冒頭で「サービスが無数に乱立していて…」と言いました。そのようなオンライン英会話戦国時代において、質の低いオンライン英会話は間違いなく淘汰されていきます。
最後に、ここだけの話ですが、3大オンライン英会話大手(DMM英会話、ネイティブキャンプ、レアジョブ英会話)でも、やる気がないなと感じる講師はゼロではありません(実際にありましたし、友人からも聞きます)。なので、「質」はこだわってもこだわりきれない要素です。上記の基準を頼りに自分にあったサービスを見つけてください。
オンライン英会話選び方の例
これまでの基準をもとに考えていくと「どんな英会話サービス」があるのか紹介していきます。自分にあったサービスが下記から見つかるかもしれないので是非参考にしてみて下さい。
日常英会話を学びたい×予算6000円×週1回
目的:日常英会話を学びたい(コミュニケーションが問題なく取れる)
予算:6500円以下
週あたりのレッスン希望回数:週1回
上記の基準に照らし合わせると以下のサービスがおすすめです。
さらに、こだわりオプションで「ネイティブとも話せると嬉しい」と考えている方がいれば、ネイティブキャンプ一択です。
留学目的×予算15000円×週3回以上(こだわりオプション:ネイティブ)
目的:留学目的
予算:費用15000円以下
週あたりのレッスン希望回数:週3回以上
上記の基準に照らし合わせると以下のサービスがおすすめです。
ネイティブ講師を受講したいという方は先述の通りやはり高くなってしまいます。予算が15000円以下だったため、上記に示した最高のサービス×プランでの提供が可能ですが、予算が10000円以下であれば、EFイングリッシュライブ。
一方で、予算が6500円以下である場合は、ネイティブキャンプ一択です(毎日ネイティブとレッスンができるかどうかは混み具合によります)
資格試験に備えたい×予算6500円×できる限り多く
目的:資格試験に備えたい
予算:費用6500円以下
週あたりのレッスン希望回数:できる限り多く
上記の基準に照らし合わせると以下のサービスがおすすめです。
資格試験は講師の専門性が必要になる分野ですので、費用6500円以下で探すのは難しくなります。しかし、こだわりオプションにあった「教材やカリキュラムが豊富」なオンライン英会話サービスであれば、ニーズにあったレッスンを受講できます。
仕事で使いたい×予算15000円×週2回以上
目的:仕事で使いたい
予算:費用15000円以下
週あたりのレッスン希望回数:週2回以上
上記の基準に照らし合わせると以下のサービスがおすすめです。
ビジネスパーソン向け英会話で評判が良いサービスを3つ紹介いたしました。どれも「間違いはない」が正直なところです。さらに、受講生にとって「違いはほとんど」わからないも正直なところです(Bizmates(ビズメイツ)ががっつりビジネスパーソン向けというところでしょうか)。
ですので、無料体験レッスンをおすすめしています。どのサービスも少なくとも1つは「無料体験レッスン」を実施しているので、全て受講してみて自分の肌感にあうオンライン英会話を利用してみてください。
選び方に困ったら?おすすめオンライン英会話3選
これまで「選び方の基準」や「こだわりオプション」「実際に選んでみた例」を紹介していきましたが、中には「自分に合うのがわからない」とまだ感じる方もいるかもしれません。そういう方におすすめしているのが「王道をやってみて判断」です。次に、外さない王道のオンライン英会話サービスを紹介していきます。
レアジョブ英会話

プラン(価格&受講回数/月) | 日常英会話コース:4,620円(月8回)6,380円(1日1レッスン)ビジネス英会話コース:10,780円(1日1レッスン)中学・高校生コース:10,780円(1日1レッスン) |
レッスン時間/一回 | 25分 |
講師陣の国籍 | フィリピン人講師中心 |
受講時間時間帯 | 6:00-25:00 |
キャンセル(~分前まで) | 30分前まで |
予約(~分前まで) | ー |
使用教材の豊富さ | 5000以上の教材:日常会話/ビジネス英会話/ディスカッション/スモールトーク/文法/発音/オンライン英会話準備-Go for it!(中高生向け) |
レッスン可能範囲 | 初心者, 日常英会話, ビジネス, 資格 |
お得情報➀ | 2回の無料体験レッスン |
レアジョブ英会話は、上記2サービスに比べ際立つ特徴はありませんが、➀上記2サービスよりも100円安い (月額6,380円)、➁安価でビジネス英会話コースを受講できる、③無料で最適コースや学習方法を教えてくれるカウンセリングがあるといった感じです。
ビジネス英会話コースが10,780円(1日1レッスン)で提供されているのは比較的安価です。さらに毎日レッスンを受けられない方向けに、月額4,620円で週2回(月8回)のレッスンプランも用意されています。社会人に優しいプランです。
レアジョブ英会話も2回の無料体験レッスン&無料カウンセリンがあるので、まずは一度フィリピン人講師の高い英語レベルを実感し、プロの英語学習カウンセラーから最適な学習方法を聞いてみてください。
DMM英会話

プラン(価格&受講回数/月) | スタンダードプラン:6,480円(毎日1レッスン)10,780円(毎日2レッスン)15,180円(毎日3レッスン) プラスネイティブプラン:15,800円(毎日1レッスン)31,200円(毎日2レッスン)45,100円(毎日3レッスン) |
レッスン時間/一回 | 25分 |
講師陣の国籍 | ネイティブ・非ネイティブ在籍120ヵ国以上 |
受講時間時間帯 | 24時間365日 |
キャンセル(~分前まで) | 30分前まで |
予約(~分前まで) | 15分前まで |
使用教材の豊富さ | 10,000以上の無料レッスン教材 |
レッスン可能範囲 | 子供向け, 初心者, 日常英会話, ビジネス, 資格 |
お得情報➀ | 2回の無料体験レッスン |
お得情報➁ | 早期入会で初月半額プラン |
DMM英会話は王道中の王道サービスです。
大きな特徴は、➀月額6480円で毎日1回25分のレッスンを提供、➁在籍講師の国籍数や③講師数はNo.1、④1万を超える無料教材の4点です。
レッスンは予約制で15分前までに予約しなければならない点を考慮してもDMM英会話はオンライン英会話サービスの中で確立した地位を築いています。
また、2回の無料体験レッスンがありながら、初回登録後3日以内の本登録で初月半額プランも実施しています。半額になるのは初回登録後3日以内なので、これから紹介するネイティブキャンプ、レアジョブ英会話の無料体験後に利用するのがおすすめです。
ネイティブキャンプ

プラン(価格&受講回数/月) | プレミアムプラン6,480円(制限なし)ファミリープラン1,980円(制限なし) |
レッスン時間/一回 | 25分 |
講師陣の国籍 | 120カ国以上の国籍の講師・日本人 |
受講時間時間帯 | 24時間365日(毎週月曜日 AM2:00~6:00 (日本時間) の定期メンテナンス時間を省く時間帯) |
キャンセル(~分前まで) | 1時間前まで |
予約(~分前まで) | 即時開始可能 |
使用教材の豊富さ | 10,000を超える豊富なコンテンツキッズや初心者、旅行英会話からビジネス英語・TOEIC®L&R TESTなど幅広いジャンルをカバーする無料の教材や毎月更新される読み放題、聞き放題コンテンツなど |
レッスン可能範囲 | 子供向け, 初心者, 日常英会話, ビジネス, 資格 |
お得情報➀ | 7日間無料体験レッスン |
ネイティブキャンプは本記事ですでに何度も紹介をしていましたが、最大の特徴は➀DMM英会話と同料金(月額6,480円)でありながらレッスン受け放題、➁ネイティブを含む120カ国以上の国籍の講師・日本人とのレッスン、そして7日間の無料体験レッスンありの3つです。こんなに安く、破格のサービスだと「質は…?」となりますが、前述のように問題ありません(筆者はネイティブキャンプでイギリス大学院合格を掴みました)。
レッスンではネイティブ講師を追加料金なしで選択できます。しかし、かなり人気なので確実にネイティブの方とレッスンをしたければ課金をして予約用のコインを購入しないといけません。
まずは7日間も無料体験レッスンが可能なので、一度ネイティブキャンプの講師陣の質の高さを実感してみてください。
自分にあったオンライン英会話の選び方を知ろう
本記事では「初心者が失敗しないオンライン英会話の選び方」を紹介しました。英会話サービスを選ぶとき、大事になるのは間違いなく自分自身にある基準です。英会話初心者の方はなかなか見つけるのは困難かと思いますが、「こうありたい!」という姿を想像して考えてみてください。下の記事は無料体験ができるオンライン英会話サービスです。利用してみてください。